今年もよろしくお願いしますm(_ _ )m
暖かく穏やかなお正月となりました。
皆さま、楽しいお正月を迎えておられる事と思います。
ワタクシは、元旦朝1番からお店の大掃除を致しました。
カーテンを洗い、厨房、パン売り場、客席と、家事を挟みながら、夜中の2時まで(^_^;)
去年は、朝方4時まで頑張れたのに、年々根気と体力が衰えていっています‥‥。今年こそ、普段から小まめにします(^^;;
2日の今日は、オブジェがずっとお世話になっています島根県の木次乳業を訪ねました。
もう20年も前から、木次乳業さんのパスチャライズ牛乳や平飼い有精卵、ヨーグルトなどを使わせて頂いていますが、昨年末から、直接取引きをさせていただけるようになったこともあり、1度訪ねてみたいと思っていました。
こちらの牛たちは、広大な山に放牧されて自由に動き回り、オーガニックの牧草で育てられています。
牧草に化学肥料を使うと、農作業は楽になり、あぜの草も青々として、人の目からは美味しそうに見えます。ところが牛は、その草を食べません。また、母乳から残留性のある農薬が検出されるなど、いろいろな事実が見えて来たそうです。そうして、有機農業への取り組みを始められたとのことです。
そもそもパスチャライズとは、どういう意味なのでしょうか?昔から牛乳を飲んできたヨーロッパではパスチャライズが主流です。牛乳中の栄養成分や風味を損なうことなく、有害な細菌のみを死滅させる殺菌方法、それがパスチャリゼーションなんです。一方、超高温法や完全滅菌法により牛乳中の微生物を皆無にする高熱処理は、保存性・流通性は高くなりますが、牛乳中のタンパク質やカルシウムが変性し、カルシウムなどの消化吸収にも影響します。ですので、パスチャリゼーションにこだわられ、日本で初めて成功されたのが、木次乳業さんなのです。
ストレスのない健康な牛から搾った生乳をその場ですぐに、65℃で30分間殺菌するため、大切な栄養素と風味が生きています。低温殺菌牛乳は沢山出回っていますが、搾乳後、トラックなどで移動させるとその間にいい菌が死滅してしまうため、すぐにその場で殺菌し、商品化まで一貫して行う事が大切なのだそうです。
オブジェのパンやカスタードクリーム、プリンなどを始め、カフェで使う牛乳は全て、このパスチャライズ牛乳です。そのまま飲んでもすごーく美味しいのですが、商品にした時の美味しさの違いに驚いたのを思い出します。
我が家の子どもたち3人は、ずっとこの牛乳をお茶代わりにして飲んで育ちました。お陰様で、むし歯もなく、歯医者さんには「すごく強い歯をしてるね!!」と言われます。
美味しくて、本当に質の高いこの牛乳やいろいろな商品に今年もお世話になり続けたいと思います。
店頭で販売しておりますので、是非一度ご賞味くださいませ。
追記
この写真は、日本に2000頭しかいない希少な牛『ブラウンスイス牛』そのうち80頭が日登牧場で飼育されています。
突然訪れたにもかかわらず、お茶をご馳走になったり、搾乳や餌やりも体験させていただいて、とても貴重な経験をさせていただきました。本当にありがとうございました。